「さて,彼がエルサレムに入ると,市全体は『これはだれなのか』と言って騒ぎ立った。群衆は,『これは預言者イエス,ガリラヤのナザレから来た方だ!』と告げていった」。―マタイ 21:10,11。
西暦33年の春,イエス・キリスト*がエルサレムに到着した時,そうした騒ぎが生じました。多くの人が,イエスとイエスの行なった驚くべき事柄について聞いて,話題にしていたからです。(ヨハネ 12:17‐19)とはいえ群衆は,自分たちのただ中にいるその人が,現代まで何世紀にもわたって世界じゅうに影響を及ぼすことになるとは,知る由もありませんでした。
では,イエスが人間の歴史にどれほど大きな影響を及ぼしてきたかについて,幾つかの例を考えてみてください。
イエスは確かに大きな影響を及ぼしてきました。それでも,イエスについて実に様々な考えや信条があるため,『イエス・キリストとは実際どういう方なのだろう』と考える人もいるでしょう。イエスがどんな生まれの人で,どんな生き方をし,何のために死んだのかについて真実を伝えているのは,聖書だけです。そうした真実を知ることは,現在だけでなく将来も,あなたの人生に非常に大きな影響を及ぼします。
* 「イエス」とはこのナザレ出身の預言者の名前であり,「エホバは救い」という意味です。「キリスト」とは称号であり,「油そそがれた者」という意味です。それは,イエスが油そそがれたこと,つまり神によって特別の地位に任命されたことを示しています。