エホバの証人: ものみの塔協会公式ウェブサイト

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聖書

聖書は実際に何を教えていますか

付録

裁きの日—どんな日か


  1. 神に関する真理とは何ですか
  2. 聖書—神からの書物
  3. 神は地球についてどんな目的をお持ちですか
  4. イエス・キリストはどんな方ですか
  5. 贖い—神からの最大の贈り物
  6. 死者はどこにいますか
  7. 亡くなった愛する人についての確かな希望
  8. 神の王国とは何ですか
  9. 今は「終わりの日」ですか
  10. 霊の被造物—人間にどんな影響を与えていますか
  11. 神はなぜ苦しみを許しておられるのですか
  12. 神に喜ばれる生き方をする
  13. 命に関する敬虔な見方
  14. どうすれば幸福な家庭を築けますか
  15. 神に是認される崇拝
  16. 真の崇拝の側に立つ
  17. 祈りによって神に近づく
  18. バプテスマ,そして神とあなたとの関係
  19. 神の愛のうちにとどまる

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裁きの日と聞くと,どんな情景が思い浮かびますか。多くの人が想像するのは,幾百億もの魂が一人ずつ神のみ座の前に連れて来られる場面です。み座の前で個々の人に裁きが言い渡されます。報いとして天の至福が与えられる人もいれば,有罪宣告を下され,とこしえの責め苦を受ける人もいます。しかし聖書は,裁きの日というこの期間について,それとは全く異なった説明をしています。神の言葉はこの期間を恐ろしい時としてではなく,むしろ希望と回復の時として描いているのです。

啓示 20章11,12節には,裁きの日に関する使徒ヨハネの次のような説明があります。「わたしは,大きな白い座とそれに座っておられる方とを見た。その方の前から地と天が逃げ去り,それらのための場所は見いだされなかった。そしてわたしは,死んだ者たちが,大なる者も小なる者も,そのみ座の前に立っているのを見た。そして,数々の巻き物が開かれた。しかし,別の巻き物が開かれた。それは命の巻き物である。そして,死んだ者たちはそれらの巻き物に書かれている事柄により,その行ないにしたがって裁かれた」。この裁きを行なうのはだれでしょうか。

エホバ神は人類の究極の裁き主ですが,実際の裁きは別の者に行なわせます。使徒 17章31節には,神は『ご自分が任命したひとりの人によって人の住む地を義をもって裁くために日を定めておられる』という使徒パウロの言葉があります。神が任命したこの裁き主は,復活したイエス・キリストです。(ヨハネ 5:22)では,その裁きの日はいつ始まるのでしょうか。どれほどの期間続くのでしょうか。

「啓示」の書は,裁きの日がハルマゲドンの戦いの後,つまり,地上におけるサタンの体制が滅ぼされてから始まることを示しています。*啓示 16:1416; 19:1920:3)ハルマゲドン後,サタンと配下の悪霊たちは1,000年のあいだ,底知れぬ深みに閉じ込められます。その期間に,イエスの共同相続者である14万4,000人は裁きを行ない,「キリストと共に千年のあいだ王として」支配します。(啓示 14:1‐3; 20:1‐4ローマ 8:17)裁きの日は,物事が慌ただしく生じる単なる24時間の日のことではありません。1,000年のあいだ続くのです。

その1,000年の間,イエス・キリストは『生きている者と死んだ者とを裁き』ます。(テモテ第二 4:1)「生きている者」とは,ハルマゲドンを生きて通過する「大群衆」です。(啓示 7:9‐17)また使徒ヨハネは,「死んだ者たちが,……[裁きの]み座の前に立っている」のを見ました。イエスの約束どおり,復活によって,「記念の墓の中にいる者がみな,[キリストの]声を聞いて出て来る」のです。(ヨハネ 5:28,29使徒 24:15)では,すべての人はどんな根拠に基づいて裁かれるのでしょうか。

使徒ヨハネが見た幻によると,「数々の巻き物が開かれ」,「死んだ者たちはそれらの巻き物に書かれている事柄により,その行ないにしたがって裁かれ」ます。これらの巻き物は人々の過去の行ないを記したものでしょうか。そうではありません。裁きの時に注目されるのは,人々が死ぬ前に何を行なったかではありません。どうしてそう言えるのでしょうか。聖書に記されているように,「死んだ者は自分の罪から放免されている」からです。(ローマ 6:7)ですから,復活する人たちは,いわば白紙の状態でよみがえってくるのです。それで,数々の巻き物には,神がさらにお求めになる事柄が示されているに違いありません。ハルマゲドンを生きて通過する人たちも復活してきた人たちも,永久に生きるためには神のおきてに従わなければなりません。そのおきてには,エホバがその1,000年間に啓示されるご要求すべても含まれます。そのようなわけで,個々の人は,裁きの日の期間中に行なった事柄に基づいて裁かれます。

裁きの日は幾百億という人々にとって,神のご意志を学び,それに従って生きる最初の機会となります。それは,大々的な教育の業が行なわれるという意味です。実際,「産出的な地に住む者たちは必ず義を学(び)」ます。(イザヤ 26:9)とはいえ,すべての人が進んで神のご意志に自分を合わせるわけではありません。イザヤ 26章10節はこう述べています。「邪悪な者は恵みを示されることがあっても,全く義を学びません。彼は正直の地で不正の行ないをし,エホバの卓逸性を認めません」。それら邪悪な者たちは,裁きの日の期間中に死に処され,その死は恒久的なものとなります。—イザヤ 65:20

生き残った人たちは,裁きの日の終わりまでに,完全な人間として『生き返って』いることでしょう。(啓示 20:5)そのようにして,裁きの日には人類が当初の完全な状態に回復することになります。(コリント第一 15:24‐28)人類がそのような状態になった後,最終的な試みがあります。サタンが獄から解かれ,最後に一度だけ人類を惑わすことが許されます。(啓示 20:37‐10)サタンに抵抗する人たちは,「義なる者たちは地を所有し,そこに永久に住むであろう」という聖書の約束の完全な成就を経験します。(詩編 37:29)そうです,裁きの日は,忠実な人たちすべてにとって祝福となるのです。


*  ハルマゲドンについては,「聖書に対する洞察」,第1巻,408,409ページ,第2巻,574,575ページ,および「唯一まことの神を崇拝する」という本の第20章をご覧ください。いずれもエホバの証人の発行。

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2005年発行