エホバの証人: ものみの塔協会公式ウェブサイト

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聖書

聖書は実際に何を教えていますか

第12章

神に喜ばれる生き方をする


  1. 神に関する真理とは何ですか
  2. 聖書—神からの書物
  3. 神は地球についてどんな目的をお持ちですか
  4. イエス・キリストはどんな方ですか
  5. 贖い—神からの最大の贈り物
  6. 死者はどこにいますか
  7. 亡くなった愛する人についての確かな希望
  8. 神の王国とは何ですか
  9. 今は「終わりの日」ですか
  10. 霊の被造物—人間にどんな影響を与えていますか
  11. 神はなぜ苦しみを許しておられるのですか
  12. 神に喜ばれる生き方をする
  13. 命に関する敬虔な見方
  14. どうすれば幸福な家庭を築けますか
  15. 神に是認される崇拝
  16. 真の崇拝の側に立つ
  17. 祈りによって神に近づく
  18. バプテスマ,そして神とあなたとの関係
  19. 神の愛のうちにとどまる

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どうすれば神の友になれますか。

サタンが唱えた異議は,あなたとどんな関係がありますか。

どんな行ないはエホバに喜ばれませんか。

どうすれば神に喜ばれる生き方ができますか。

友達を選ぶとしたらどんな人がよいでしょうか。恐らく,あなたと同じような物の見方や関心事,価値観などを持つ人と一緒にいたいと思われるでしょう。正直や親切など,優れた特質を持つ人にも引き付けられることでしょう。

2 歴史を通じて,神はある人々をご自分の親しい友として選んでこられました。例えば,アブラハムをご自分の友と呼ばれました。(イザヤ 41:8ヤコブ 2:23)ダビデについては「自分の心にかなう人」と述べておられます。エホバはダビデのような人を愛されるからです。(使徒 13:22)預言者ダニエルのことは「大いに望ましい人」とご覧になりました。—ダニエル 9:23

3 エホバが,アブラハム,ダビデ,ダニエルをご自分の友とお考えになったのはなぜでしょうか。エホバはアブラハムに,『あなたはわたしの声に聴き従った』と告げておられます。(創世記 22:18)ですからエホバは,ご自分の求める事柄を謙遜な態度で行なう人に近づいてくださいます。イスラエル人には,「わたしの声に従え。そうすれば,わたしはあなた方の神となり,あなた方はわたしの民となるであろう」と語られました。(エレミヤ 7:23)もしエホバに従うなら,あなたもエホバの友になれます。

エホバはご自分の友を強めてくださる

4 神の友になることについて考えてください。エホバは「ご自分に対して心の全き者たちのためにみ力を表わ(す)」機会を探し求めておられる,と聖書は述べています。(歴代第二 16:9)エホバはあなたのために,どのようにみ力を表わされますか。一つの点が詩編 32編8節に記されています。「わたし[エホバ]はあなたに洞察力を持たせ,その行くべき道を教え諭す。わたしはあなたに目を留めて忠告を与えよう」。

5 エホバの気遣いを示す,何と心温まる表現なのでしょう。エホバは必要な指示をあなたに与え,それを当てはめるあなたを見守ってくださるのです。神は,試練や試みに耐えられるようあなたを助けたいと願っておられます。(詩編 55:22)ですから,全き心をもってエホバに仕えるなら,次のように述べた詩編作者と同じ確信を抱くことができます。「わたしは自分の前に絶えずエホバを置きました。神がわたしの右にいてくださるので,わたしはよろめかされることがありません」。(詩編 16:8; 63:8)そうです,エホバに喜ばれる生き方ができるよう,エホバはあなたを助けてくださるのです。しかし,ご存じのように,神の敵がいて,そうした生き方をさせまいとしています。

サタンが異議を唱える

6 この本の11章では,悪魔サタンが神の主権に異議を唱えたことについて説明しました。サタンは,神が偽りを述べていると非難し,何が正しく何が間違いかをアダムとエバ自身に決定させないエホバは不公平だ,とほのめかしました。アダムとエバが罪を犯した後,二人の子孫が地上に満ちてゆくにつれ,サタンはすべての人間の動機に疑問を投げかけるようになりました。サタンはこう非難します。「人が神に仕えるのは神を愛しているからではない。わたしに機会が与えられれば,どんな人間でも神に背かせてみせる」。これがサタンの考えであることは,ヨブという人物に関する記述から分かります。ヨブはどんな人でしたか。サタンの唱えた異議にどうかかわったのでしょうか。

7 ヨブは今から3,600年ほど前の人です。善良な人でした。エホバがこう述べておられるからです。「地上には彼のような人,とがめがなく,廉直で,神を恐れ,悪から離れている人はひとりもいない」。(ヨブ 1:8)ヨブは神に喜ばれていました。

8 サタンはヨブが神に仕える動機に疑問を投げかけました。悪魔はエホバにこう言いました。「あなたが,[ヨブ]とその家と彼の持っているすべてのものとの周りにくまなく垣を巡らされたではありませんか。彼の手の業をあなたは祝福されたので,その畜類は地にふえ広がりました。しかし逆に,どうか,あなたの手を出して,彼の持っているすべてのものに触れて,果たして彼が,それもあなたの顔に向かってあなたをのろわないかどうかを見てください」。—ヨブ 1:10,11

9 このようにサタンは,ヨブが神に仕えているのは単に見返りが得られるからにすぎない,と主張しました。また悪魔は,ヨブは試みを受ければ神に背を向けるだろう,とも非難しました。エホバはサタンの唱えた異議にどう対応されたでしょうか。ここで論じられている点はヨブの動機に関係したものだったので,エホバはサタンがヨブを試すことを許しました。このようにして,ヨブは神を愛しているのかいないのかということが,はっきり示されることになりました。

ヨブは試される

10 その後まもなく,ヨブは幾つかの面で試されました。ヨブが所有していた動物は盗まれたり殺されたりしました。ヨブの僕たちのほとんどが殺害されました。そのため経済的に困難な状況に置かれました。悲惨なことは続き,ヨブの10人の子どもが嵐に襲われて死にます。しかし,こうした恐ろしい出来事にもかかわらず,「ヨブは罪をおかさず,また神に不当なことを帰さなかった」と記されています。—ヨブ 1:22

ヨブの忠実な歩みは報われた

ヨブの忠実な歩みは報われた

11 サタンはあきらめませんでした。なるほどヨブは所有物,僕たち,子どもたちを失っても忍耐できたが,病気になったら神に逆らうだろう,とサタンは考えたに違いありません。エホバは,サタンがヨブを痛みの伴う嫌な病気にかからせるのをとどめませんでした。しかし,その病気も,ヨブが抱いていた神への信仰を失わせるものとはなりませんでした。むしろヨブはきっぱりと,「わたしは息絶えるまで,自分の忠誠を自分から奪い去らない!」と言います。—ヨブ 27:5

12 ヨブは自分が遭遇した数々の苦難の原因がサタンにあるとは思ってもいませんでした。エホバの主権について悪魔の唱えた異議を詳しく知らなかったので,問題の原因は神にあるのではないかと考えました。(ヨブ 6:4; 16:11‐14)それでもヨブはエホバへの忠誠を保ちました。ですから,ヨブが利己的な理由で神に仕えているというサタンの主張の誤りは,ヨブの忠実な歩みによって証明されました。

13 ヨブが忠実であったため,エホバはサタンの侮辱的な異議を覆す強力な答えを出すことができました。ヨブはまさにエホバの友であり,神はヨブの忠実な歩みに報いを与えました。—ヨブ 42:12‐17

あなたはどのように関係しているか

14 サタンが提出した神への忠誠の問題はヨブだけに向けられたものではありません。あなたにも関係があるのです。そのことは箴言 27章11節にはっきり示されています。そこにはエホバの言葉がこう記されています。「我が子よ,賢くあって,わたしの心を歓ばせよ。わたしを嘲弄している者にわたしが返答するためである」。ヨブが死んでから数百年後のこの言葉は,それが書かれた時にもなおサタンが神を嘲弄し,神の僕たちを非難していたことを示しています。わたしたちはエホバに喜ばれる生き方をするとき,サタンの偽りの非難に答えることに加わっています。そのようにするなら,神の心を歓ばせることができます。あなたはそのことについてどう感じますか。悪魔によるうその主張にあなたも反論できるというのは,たとえ自分の生活を変化させることになるとしても,すばらしいことではないでしょうか。

15人は自分の魂のためなら,持っているすべてのものを与えます」というサタンの言葉に注目してください。(ヨブ 2:4)「人」と述べることにより,サタンは自分の非難がヨブだけでなくすべての人間に当てはまることを明らかにしました。これは非常に重要な点です。サタンは,神に対するあなたの忠誠に疑問を投げかけたのです。難しい問題が生じる時にあなたが神に不従順になり義の道を捨てること,それをサタンは見たいと思っているのです。サタンはどのようにそのことを成し遂げようとするのでしょうか。

16 この本の10章で取り上げたように,サタンは人々を神から引き離すために様々な方法を用います。一つは,『だれかをむさぼり食おうとして,ほえるライオンのように』攻撃することです。(ペテロ第一 5:8)例えば,聖書を研究し,学んだ事柄を当てはめようとすると,友人や親族などから反対されることがあります。そのようなときには,サタンの影響力を感じるでしょう。*ヨハネ 15:19,20)一方,サタンは「自分をいつも光の使いに変様させ」ます。(コリント第二 11:14)悪魔は,あなたを誤った方向に歩ませ,敬虔な生き方からそらせようとして,巧妙な手段を用いることができるのです。失望や落胆を利用し,自分は神に喜んでいただけるほど良い人間ではないと思わせることもできます。(箴言 24:10)「ほえるライオン」のように行動するとしても,「光の使い」のふりをするとしても,サタンの唱える異議は同じです。つまり,あなたは試練や誘惑に遭うと神に仕えることをやめてしまう,と唱えるのです。ではあなたは,どのようにヨブに倣い,サタンの異議に対する反論を提出し,神への忠誠を証明できますか。

エホバのおきてに従う

17 あなたも,神に喜ばれる生き方をすることによって,サタンの異議に答えることができます。それにはどんなことが含まれるでしょうか。聖書はこう答えています。「あなたは,心をつくし,魂をつくし,活力をつくしてあなたの神エホバを愛さねばならない」。(申命記 6:5)神に対するあなたの愛が深まるにつれ,心は,神から求められていることを行ないたいという願いで満たされるようになります。使徒ヨハネはこう書きました。『そのおきてを守り行なうこと,これがすなわち神への愛です』。心をこめてエホバを愛するなら,『神のおきては重荷ではない』ことが分かってきます。—ヨハネ第一 5:3

18 エホバのおきてにはどんなものがあるでしょうか。避けるべき行ないに関係したおきてがあります。例えば,「エホバが憎むものを退けなさい」という囲み記事をご覧ください。そこには,聖書が明確に非としている行ないが箇条書きにしてあります。一度見ただけでは,そこに挙げられている事柄の中には,それほど悪いと思えないものもあるでしょう。しかし参照されている聖句について黙想すれば,エホバの律法に反映されている知恵が理解できるようになるでしょう。行ないを改めることは,これまでになく努力の要ることかもしれません。それでも,神に喜ばれる生き方をすれば,深い満足感と幸福感が得られます。(イザヤ 48:17,18)あなたもそのような生き方ができるのです。どうしてそう言えるのでしょうか。

エホバが憎むものを退けなさい

二人のギャング 酒を飲み,たばこを吸っている男女 盗みをしている女性

19 エホバは,わたしたちが行なえる以上のことを決して要求されません。(申命記 30:11‐14)わたしたち以上に,わたしたちの可能性と限界をご存じです。(詩編 103:14)それだけでなく,ご自分に従えるよう,力を与えてくださいます。使徒パウロはこう書きました。「神は忠実であられ,あなた方が耐えられる以上に誘惑されるままにはせず,むしろ,あなた方がそれを忍耐できるよう,誘惑に伴って逃れ道を設けてくださるのです」。(コリント第一 10:13)エホバはあなたが忍耐できるよう,『普通を超えた力』を与えることさえできます。(コリント第二 4:7)パウロは多くの試練に遭って忍耐した後,「自分に力を与えてくださる方のおかげで,わたしは一切の事に対して強くなっているのです」と言うことができました。—フィリピ 4:13

敬虔な特質を培う

20 もちろん,エホバに喜んでいただくには,エホバが憎むものを避ける以上のことが必要です。エホバが愛するものを愛する必要があるのです。(ローマ 12:9)あなたも,自分と同じような物の見方や関心事,価値観を持つ人に引き付けられるのではないでしょうか。エホバも同じです。ですから,エホバにとって大切なものを愛するようになさってください。エホバが愛するものについては,詩編 15編1‐5節に幾らか説明があり,神がどんな人たちをご自分の友とお考えになるかが示されています。エホバの友は,聖書で言う「霊の実」を示します。それには,「愛,喜び,平和,辛抱強さ,親切,善良,信仰,温和,自制」が含まれます。—ガラテア 5:22,23

21 聖書を定期的に読んで研究するなら,敬虔な特質を培うことができます。また,神が求めておられる事柄を学ぶなら,自分の考えを神のお考えに合わせることができます。(イザヤ 30:20,21)エホバへの愛が強まれば強まるほど,神に喜ばれる生き方をしたいという願いも強くなってゆきます。

22 エホバに喜ばれる生き方をするには努力が求められます。聖書では,自分の生活を変えることが,古い人格を脱ぎ捨て,新しい人格を着けることに例えられています。(コロサイ 3:9,10)しかし,詩編作者はエホバのおきてについて,「それを守ることには大きな報いがあります」と書きました。(詩編 19:11)あなたも,神に喜ばれる生き方には大きな報いがあることにお気づきになるでしょう。そのような生き方をするなら,サタンが唱えた異議に答え,エホバの心を歓ばせることができます。


*  これは,あなたに反対する人たちが直接サタンに支配されている,という意味ではありません。しかし,サタンはこの事物の体制の神であり,全世界はその者の配下にあります。(コリント第二 4:4ヨハネ第一 5:19)ですから,敬虔な生き方が一般に好まれず,反対する人が現われるのは,予想できることなのです。

聖書は何を教えていますか


研究用の質問

1,2 エホバがご自分の親しい友とご覧になった人の例を挙げてください。

3 エホバがある人々をご自分の友として選ばれるのはなぜですか。

4,5 エホバはどのように,ご自分の民のためにみ力を表わしてくださいますか。

6 サタンは人間に関して,どんな点を非難しましたか。

7,8 (イ)ヨブが当時の人間の中で際立っていたのはなぜですか。(ロ)サタンはどのようにヨブの動機に疑問を投げかけましたか。

9 エホバはサタンの異議にどのように対応されましたか。それはなぜですか。

10 どんな試練がヨブに降りかかりましたか。ヨブはどう反応しましたか。

11 (イ)サタンは次に,ヨブをどのように非難しましたか。それでエホバはどうされましたか。(ロ)ヨブは痛みの伴う病気になって,どうしましたか。

12 悪魔の唱えた異議に対する答えは,ヨブによってどのように示されましたか。

13 ヨブが神に忠実であったため,どんな結果になりましたか。

14,15 サタンがヨブについて唱えた異議は,なぜすべての人間に当てはまると言えますか。

16 (イ)サタンはどんな方法で,人々を神から引き離そうとしますか。(ロ)どのように悪魔は,あなたにもこうした方法を用いるかもしれませんか。

17 エホバのおきてに従う主要な理由は何ですか。

18,19 (イ)エホバのおきてにはどんなものがありますか。(囲み記事をご覧ください。)(ロ)神が過度の要求をされないということは,なぜ分かりますか。

20 どんな敬虔な特質を培う必要がありますか。それらの特質が大切なのはなぜですか。

21 どのようにすれば敬虔な特質を培うことができますか。

22 神に喜ばれる生き方をするなら何を成し遂げることができますか。

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2005年発行