エホバの証人: ものみの塔協会公式ウェブサイト

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聖書

聖書は実際に何を教えていますか

第14章

どうすれば幸福な家庭を築けますか


  1. 神に関する真理とは何ですか
  2. 聖書—神からの書物
  3. 神は地球についてどんな目的をお持ちですか
  4. イエス・キリストはどんな方ですか
  5. 贖い—神からの最大の贈り物
  6. 死者はどこにいますか
  7. 亡くなった愛する人についての確かな希望
  8. 神の王国とは何ですか
  9. 今は「終わりの日」ですか
  10. 霊の被造物—人間にどんな影響を与えていますか
  11. 神はなぜ苦しみを許しておられるのですか
  12. 神に喜ばれる生き方をする
  13. 命に関する敬虔な見方
  14. どうすれば幸福な家庭を築けますか
  15. 神に是認される崇拝
  16. 真の崇拝の側に立つ
  17. 祈りによって神に近づく
  18. バプテスマ,そして神とあなたとの関係
  19. 神の愛のうちにとどまる

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良い夫であるためには何が必要ですか。

どうすれば妻の役割を十分に果たせますか。

良い親であるとは,どういうことですか。

どうすれば子どもも協力できますか。

エホバ神はあなたの家庭が幸福であることを願っておられます。神の言葉 聖書は,家族の各成員のために指針を備え,神が意図しておられる各人の役割を説明しています。家族の成員が神からの助言に従って各自の役割を果たすとき,非常に喜ばしい結果になります。イエスはこう述べました。「神の言葉を聞いてそれを守っている人たち(は)幸いです!」—ルカ 11:28

2 家庭の幸福はおもに,家族というものがエホバから出ていることを認めるかどうかにかかっています。イエスもエホバを「わたしたちの父」と呼びました。(マタイ 6:9)地上のすべての家族は,天の父がおられるゆえに存在しています。またその方は,家庭を幸福にするものは何かを確かにご存じです。(エフェソス 3:14,15)では,聖書は家族の成員各自の役割について何を教えているでしょうか。

家族は神が創始されたもの

3 エホバは最初の人間アダムとエバを創造し,夫婦として結び合わせました。そして二人を地上の美しい楽園という住まい,つまりエデンの園に置き,子どもをもうけるようにお命じになりました。『子を生んで多くなり,地に満ちよ』と言われたのです。(創世記 1:26‐28; 2:1821‐24)これは,作り話や神話などではありません。なぜならイエスが,家族生活の始まりについて創世記が述べることを事実としてお示しになったからです。(マタイ 19:4,5)わたしたちは多くの問題に直面しますし,今の生活は神が目的としたものではありませんが,家庭を幸福な場にすることは可能です。なぜそう言えるのかを調べてみましょう。

4 家族の成員一人一人が,神に倣った愛を示すことによって家庭の幸福に貢献できます。(エフェソス 5:1,2)しかし,人間は神を見ることができないのに,どのようにして神に見倣えるのでしょうか。神を見ることはできませんが,神の行動の仕方は知ることができます。エホバはご自分の初子を天から地上に遣わされたからです。(ヨハネ 1:1418)このみ子イエス・キリストは地上におられた間,天の父に大変よく見倣ったので,イエスを見てイエスの言葉に耳を傾けることは,エホバと共にいてエホバの言葉を聞くようなものでした。(ヨハネ 14:9)ですから,イエスが示した愛について学び,イエスの手本に従うなら,だれもが家庭生活の幸福を増し加えることに貢献できるのです。

夫のための模範

5 夫は,イエスが弟子たちに接したように妻と接する必要がある,と聖書は述べています。聖書にある次の指示について考えてください。「夫たちよ,妻を愛し続けなさい。キリストが会衆を愛し,そのためにご自分を引き渡されたのと同じようにです。……このように,夫は自分の体のように妻を愛すべきです。妻を愛する人は自分自身を愛しているのです。自分の身を憎んだ者はかつていないからです。むしろ人は,それを養い,また大切にします。キリストが会衆に対してするのと同じです」。—エフェソス 5:2325‐29

6 イエスが弟子たちから成る会衆に対して抱く愛は,夫にとって完全な手本です。イエスは「彼らを最後まで愛され」,完全とはとても言えない弟子たちのために,ご自分の命を犠牲にされました。(ヨハネ 13:1; 15:13)同様に夫も,「妻を愛しつづけなさい。妻に対して苦々しく怒ってはなりません」と強く勧められています。(コロサイ 3:19)では,夫がそうした助言を当てはめるのに何が役立つでしょうか。とりわけ,妻の行ないに時々思慮深さが欠けるような場合はどうでしょうか。夫は,自分自身の間違いや,神の許しを得るためにすべきことを思い起こすとよいでしょう。神の許しを得るためにはどんなことをするべきですか。自分に対して罪を犯した人たちを許さなければなりません。妻もその中に含まれます。言うまでもなく,妻も同じようにする必要があります。(マタイ 6:1214,15)うまくゆく結婚とは,互いを快く許せる二人の結び付きである,と言われてきましたが,あなたはその理由を理解しておられますか。

7 また,イエスがいつも弟子たちへの思いやりを示したことに注目するのも良いことです。イエスは弟子たちの限界と,身体的に必要な事柄を考慮に入れました。例えば,弟子たちが疲れていた時には,「さあ,あなた方は自分たちだけで寂しい場所に行き,少し休みなさい」と言われました。(マルコ 6:30‐32)妻も,夫から心のこもった思いやりを示されるにふさわしい存在です。聖書は妻のことを「弱い器」と呼び,「誉れ」を配するよう夫に命じています。なぜでしょうか。夫も妻も同じように,「過分の恵みとしての命」を得るからです。(ペテロ第一 3:7)神の目に貴重なのは,男性か女性かではなく,忠実さです。夫はその点を銘記する必要があるでしょう。—詩編 101:6

8 「妻を愛する[夫]は自分自身を愛している」と聖書は述べています。イエスが指摘されたように夫と妻は「もはや二つではなく,一体」なので,そう言えるのです。(マタイ 19:6)ですから,夫も妻も性的な関心の対象を自分の配偶者に限るべきです。(箴言 5:15‐21ヘブライ 13:4)相手が必要とするものに純粋な関心を払うなら,そうすることができます。(コリント第一 7:3‐5)「自分の身を憎んだ者はかつてい(ません)。むしろ人は,それを養い,また大切にします」という諭しは注目に値します。夫は,自分の頭であるイエス・キリストに対して言い開きをしなければならないことを念頭に置き,自分自身を愛するように妻を愛する必要があるのです。—エフェソス 5:29コリント第一 11:3

9 使徒パウロは,「キリスト・イエスのような優しい愛情」について語りました。(フィリピ 1:8)イエスの優しさは,人をさわやかにする特質であり,イエスの弟子になった女性の心を引き付けました。(ヨハネ 20:111‐1316)妻も夫からの優しい愛情を心から望んでいます。

妻のための手本

10 家族は一つの組織であり,円滑に活動するためには,頭が必要です。イエスにも,ご自分の頭として従う方がおられます。『女の頭が男である』ように,「キリストの頭は神」です。(コリント第一 11:3)神の頭の権にイエスが服従したことは,優れた手本です。わたしたちすべてには,従うべき頭がいるからです。

11 男性も不完全なので間違いをし,家族の頭としての理想にとても及ばないことがよくあります。では,妻はどうしたらよいでしょうか。夫のすることをけなしたり,頭の権を奪おうとしたりするのは正しくありません。もの静かで温和な霊が神の目に大いに価値がある,ということを銘記するのは良いことです。(ペテロ第一 3:4)妻はそのような霊を表わすことにより,難しい状況のもとでも敬虔な服従を実践しやすくなることに気づくでしょう。聖書はさらに,「妻は夫に対して深い敬意を持つべきです」と述べています。(エフェソス 5:33)しかし,夫がキリストを自分の頭として受け入れない場合はどうでしょうか。聖書が妻に強く勧めていることがあります。「自分の夫に服しなさい。それは,み言葉に従順でない者がいるとしても,言葉によらず,妻の行状によって,つまり,深い敬意のこもったあなた方の貞潔な行状を実際に見て引き寄せられるためです」。—ペテロ第一 3:1,2

サラはどんな点で,妻の優れた手本となっていますか

アブラハムと話しているサラ

12 夫と意見が異なるとき,妻が自分の意見を巧みに述べるのは,夫が信者であってもなくても,不敬なことではありません。妻の見方が正しいこともあり,夫が妻の言葉に耳を傾けるなら,家族全体が益を得ることでしょう。アブラハムは,家の中のある問題について妻のサラが述べた実際的な解決策に同意しませんでしたが,神から,「その声を聴き入れよ」と言われました。(創世記 21:9‐12)もちろん,夫が下した最終的な決定が神の律法に違反するものでなければ,妻はその決定を支持することによって服従を示します。—使徒 5:29エフェソス 5:24

13 妻は自分の役割をしっかり果たすことにより,家族を世話する面で多くのことを行なえます。例えば,結婚している女性は「夫を愛し,子供を愛し,健全な思いを持ち,貞潔であり,家事にいそしみ,善良で,夫に服すべき」である,と聖書は述べています。(テトス 2:4,5)この聖句のとおりに行なう女性は,妻として母として家族からいつまでも愛され,尊敬されます。(箴言 31:1028)しかし,結婚は不完全な人間同士の結びつきなので,極端な場合には別居や離婚という結果になることもあります。聖書は,ある種の状況のもとで別居することを許してはいますが,別居を軽く見るべきではありません。なぜなら聖書はこう助言しているからです。「妻は夫から離れるべきではありません。……夫も妻を去るべきではありません」。(コリント第一 7:10,11)離婚の聖書的な根拠となるのは,夫婦の一方が淫行を犯したときだけです。—マタイ 19:9

親のための完全な手本

14 親が子どもにどう接するかについて,イエスは完全な手本を残されました。子どもたちがイエスに近づこうとした時,周囲の人々はそれをとどめようとしました。その際イエスはこう言われました。「幼子たちをわたしのところに来させなさい。止めようとしてはなりません」。聖書によれば,それからイエスは「子供たちを自分の両腕に抱き寄せ,その上に両手を置いて祝福しはじめられ」ました。(マルコ 10:13‐16)イエスが幼い子どもたちのために時間を取ったのですから,あなたもお子さんたちのために同じようにすべきではないでしょうか。子どもたちは親と一緒に過ごすわずかな時間ではなく,多くの時間を必要としています。親は時間を取って子どもを教える必要があります。そうするようにエホバは親たちに諭しておられるからです。—申命記 6:4‐9

親は,子どもに対するイエスの接し方から,何を学べますか

1. 子どもたちと話しているイエス; 2. 息子と話している父親

15 この世がいよいよ悪くなるにつれて,親は子どもたちを,性的虐待のような危害を加えようとする者から守ることが必要になります。ではイエスがどのように弟子たちを守られたかを調べてみましょう。イエスは愛情を込めて弟子たちを「小さな子供ら」と呼んでおられます。イエスは捕らえられ,間もなく殺されるという時にも,弟子たちがその場から逃れられるようになさいました。(ヨハネ 13:33; 18:7‐9)あなたも親として,子どもたちに危害を加えようとする悪魔の企てに警戒している必要があります。前もって子どもに注意を与えておく必要があります。*ペテロ第一 5:8)子どもたちの身体的,霊的,道徳的安全がこれほど脅かされたことは,いまだかつてありません。

16 イエスが亡くなる前の晩,弟子たちは自分たちの中でだれが偉いのかと言って争いました。イエスは怒りを表わすのではなく,言葉と手本によって愛情深く訴え続けました。(ルカ 22:24‐27ヨハネ 13:3‐8)親の皆さんは,お子さんたちを正すとき,どのようにイエスの手本に倣ったらよいか理解しておられるでしょうか。確かに,子どもには懲らしめが必要です。しかし,懲らしめは「適度に」与えるべきであって,決して怒って与えてはなりません。「剣で突き刺すかのように」無思慮に話すべきではありません。(エレミヤ 30:11箴言 12:18)懲らしめを与える時は,子どもが後で,あの時に懲らしめてもらって本当に良かったと思えるようなものにする必要があります。—エフェソス 6:4ヘブライ 12:9‐11

子どものための模範

17 子どもたちもイエスから学べるでしょうか。確かに学べます。イエスは,子どもが親に従うべきことを,自らの手本によって示しました。『わたしは,ちょうど父が教えてくださったとおりに話しているのです』と述べてから,『わたしは常に,その方の喜ばれることを行ないます』と言われました。(ヨハネ 8:28,29)イエスは天のみ父に従順でした。聖書は親に従うよう子どもに命じています。(エフェソス 6:1‐3)イエスは子どもとして完全でしたが,不完全な人間であった両親のヨセフとマリアに従いました。そのことは,イエスの家族の成員各々をいっそう幸福にしたに違いありません。—ルカ 2:4,551,52

18 子どもたちは,自分がどんな点でもっとイエスのようになり,親に喜んでもらえるかが分かるでしょうか。若い人が時々親に従いにくく感じるのは確かですが,神は子どもが親に従うことを願っておられます。(箴言 1:8; 6:20)イエスはいつも,困難な状況のもとでも天の父に従いました。一度,神のご意志としてとりわけ難しいことを行なうよう求められた時,イエスは,「この杯[求められていた一つのこと]をわたしから取り除いてください」と述べました。それでもイエスは,神から求められたことを行ないました。最善の事柄をみ父は知っておられるということを認めていたからです。(ルカ 22:42)子どもたちは従順を学ぶことにより,親にも天の父にも喜んでいただけるのです。#箴言 23:22‐25

若い人は誘惑に面したとき,何について考えるべきですか

クラスメートからの誘惑を退けている男の子

19 悪魔はイエスを誘惑しました。ですから,悪魔は必ず,間違ったことをさせようと若い人たちにも誘惑をしかけます。(マタイ 4:1‐10)悪魔サタンは仲間の圧力を用いますが,これに抵抗するのはなかなか大変な場合があります。ですから,子どもたちが,悪いことを行なう人たちの仲間にならないということは非常に大切です。(コリント第一 15:33)ヤコブの娘ディナは,エホバを崇拝しない人たちの仲間になったため,多くの面倒な問題を引き起こしました。(創世記 34:1,2)家族の成員の一人が性的に不道徳なことを行なうようになったら,家族全体がどれほど辛い思いをするか,考えてみてください。—箴言 17:2125

幸福な家庭を築く秘けつ

20 聖書の助言を当てはめるなら,家庭内の問題に対処しやすくなります。実際,そのような助言を当てはめることは,幸福な家庭を築く秘けつなのです。ですから,夫の皆さん,妻を愛してください。妻と接する際には,会衆に対するイエスの接し方に倣ってください。妻の皆さん,夫の頭の権に従い,箴言 31章10‐31節に描かれている有能な妻の手本に倣いましょう。親の皆さん,子どもたちを訓練してください。(箴言 22:6)父親の皆さん,『自分の家の者をりっぱに治めて』ください。(テモテ第一 3:4,5; 5:8)子どもたちは親に従ってください。(コロサイ 3:20)家族の成員はだれも完全ではありません。人はだれでも間違いをします。ですから,謙虚になり,互いに許しを求めましょう。

21 確かに,聖書には,家庭生活に関する価値ある助言と教えが数多く含まれています。それだけではなく聖書は,神の新しい世と,エホバを崇拝する幸福な人々で満ちる地上の楽園についても教えています。(啓示 21:3,4)前途には何とすばらしい見込みがあるのでしょう。今でさえ,神の言葉 聖書にある神の教えを当てはめるなら,幸福な家庭生活を送ることができます。


*  子どもを守る上で役立つ事柄が,エホバの証人の発行した「偉大な教え手から学ぶ」という本の32章に記されています。

#  子どもが親に従わないのが正しいとされるのは,親が子どもに対し,神の律法を破るように求めた場合だけです。—使徒 5:29

聖書は何を教えていますか


研究用の質問

1 幸福な家庭を築く秘けつは何ですか。

2 家庭の幸福は,何を認めることにかかっていますか。

3 聖書は,人間家族の始まりについてどのように述べていますか。聖書のその記述が事実であると,どうして分かりますか。

4 (イ)どうすれば,一人一人が家庭の幸福に貢献できますか。(ロ)イエスの生活について学ぶことが,家庭の幸福にとって非常に大切なのは,なぜですか。

5,6 (イ)イエスは会衆との接し方において,どのように夫の手本となっていますか。(ロ)罪の許しを得るためには,どんなことをするべきですか。

7 イエスは何を考慮に入れましたか。夫はどのようにその手本に倣えますか。

8 (イ)「妻を愛する[夫]は自分自身を愛している」とは,どのような意味ですか。(ロ)「一体」であるということは,夫婦にとって何を意味しますか。

9フィリピ 1章8節には,イエスのどんな特質について述べられていますか。夫が妻にこの特質を表わす必要があるのはなぜですか。

10 イエスは妻にとって,どのような手本となっていますか。

11 妻は夫に対してどんな態度を取る必要がありますか。妻の行状はどんな影響を及ぼすことがありますか。

12 妻が敬意をもって自分の意見を述べるのは,なぜ間違ったことではありませんか。

13 (イ)テトス 2章4,5節は,結婚した女性に何を強く勧めていますか。(ロ)聖書は別居と離婚について,何と述べていますか。

14 イエスはどのように子どもたちに接しましたか。子どもは親から何をしてもらう必要がありますか。

15 親は子どもを守るために,何ができますか。

16 弟子たちの不完全さをイエスがどう扱われたかということから,親は何を学ぶことができますか。

17 イエスはどんな点で,子どもの完全な手本であると言えますか。

18 イエスがいつも天の父に従ったのはなぜですか。今日,子どもが親に従うなら,だれが喜びますか。

19 (イ)サタンはどのように子どもたちを誘惑しますか。(ロ)子どもたちの悪い行ないは,親にどんな影響を及ぼしますか。

20 幸福な家庭生活を楽しむために,家族の成員はおのおの何をすべきですか。

21 前途にはどんなすばらしい見込みがありますか。どうすれば今,幸福な家庭生活を送ることができますか。

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2005年発行